令和時代の賃貸ビジネス ~コンサルタント沖野元の視点~ 記事一覧
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「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第71回 電子契約では より慎重な対応を
前回は電子契約に関するアットホームの調査を紹介しながら、世代によって求めているものが違うということをお伝えした。20代、30代といったWebに慣れているデジタルネーティブは電子サインを希望し、50代以上は対(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第70回 電子サインは世代によって柔軟に対応
弊社ではお客様が希望すればIT重説や電子契約を行うようにしている。ただ、最近の電子契約で感じた違和感のようなものがあり、それが何なのかを2週に渡って分析してみたい。 ◎ ◎ ◎ 直近の電(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」~コンサルタント沖野元の視点~ 第69回 不動産の地位を上げるための倫理綱領
前回は全米リアルター協会(NAR)の設立の経緯と最初に制定されたのが倫理綱領だったということをお伝えした。今回はその倫理綱領の内容についてである。 NARの倫理綱領の講師をしている浅井稔氏に本物の倫理綱(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第68回 米国不動産流通の基盤 NARと倫理綱領
筆者は先日全米リアルター協会(NAR)の倫理綱領を浅井稔氏という国内随一の講師から学ぶ機会に恵まれた。浅井氏は80年代に米国不動産フランチャイズの日本初の不動産FCチェーンの立ち上げに参画されている。現在のL(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第67回 ブランディングと発信「継続は力なり」
前回の稿ではこれからの時代においてどんな組織に所属しているかではなく、自分が何者かを問われる時代になるということを書いた。それがGoogleの検索にも表れていると。今回はそのためには個人のブランディングが(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第66回 個々人が何者かを問われる時代になる
先日、筆者が所属する(一財)日本不動産コミュニティー(J―REC)の毎年恒例のキックオフミーティングが東京駅前の会場で行われ参加してきた。J―RECは「全ての人に不動産の知識を」という理念のもとに不動産実務検定と(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第65回 専門性を磨く 公認不動産コンサルマスター資格
前回は不動産業従事者にとって必須の資格として宅地建物取引士と賃貸不動産経営管理士をあげた。今回はこの2つの資格を取得した上でさらに専門性を高めるためにどのような資格が良いかを考察してみたい。 (続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第64回 必須の資格としての宅建士と賃管士
昨今の多死社会による空き家の増加や大相続時代への突入といった社会情勢の変化により不動産業はますます専門知識が求められるものとなってきている。専門知識を対外的に示す最も分かりやすいものは資格である。筆(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第63回 より良い写真につながるホームステージング
前回は一般社団法人日本ホームステージング協会主催のフォーラムで報告された白書で、不動産仲介ではすべての物件にホームステージングを実施するのが最多になったことや自社でのホームステージングが増えているこ(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第62回 自社でホームステージャーを育てるメリット
今月11日に東京国際フォーラムで開催された一般社団法人日本ホームステージング協会主催の「ホームステージングフォーラム2024」に行ってきた。熱気に包まれた会場で国内におけるホームステージングの機運の高まり(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」~コンサルタント沖野元の視点~ 第61回 社宅代行、分譲賃貸の留意点とは
本稿では2回にわたって東京都下のファミリータイプ分譲賃貸を商品化して客付けするまでの流れを書いてきた。この物件に申し込みしたのは米国在住の大手法人にお勤めの方で、本社勤務になり帰国するため家を探して(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第60回 大手法人契約でも「再契約型」定借を容認した事例
前回、弊社で管理を受託したファミリータイプの区分を賃貸に出すまでに商品化していく流れについて書いた。今回は商品化した物件に客付けしていく中で得られたものについて共有したい。 都内の郊外に位置する(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第59回 自宅賃貸で見落としがちなビジネス視点
最近、弊社で管理を受託したファミリータイプの区分を賃貸に出して直に客付けした。この物件を成約するまでの一連の流れを振り返りながら、取引の各段階において得たものを共有したい。 当該物件は現在の所有(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」~コンサルタント沖野元の視点~ 第58回 シアトル滞在記(4) ITツールの根底にあるフィロソフィー
米国シアトルのエージェント宅にホームステイした話の続きである。私のホストだったタンさんの営業を身近で見た米国不動産エージェントの営業をサポートしているITツールとそれを日本が容易に真似できない理由につ(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」~コンサルタント沖野元の視点~ 第57回 シアトル滞在記(3) 本場のホームインスペクションを見学
引き続き7月に滞在した米国シアトルでの経験を共有したい。シアトルの不動産エージェント宅にホームステイして米国不動産の仕組みや不動産エージェントの働き方を学ぶというものである。筆者をホストとして受け入(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第56回 シアトル滞在記(2) 独自の集客戦略とホームステージング
前回に続き米国シアトルでの経験を共有したい。 筆者が滞在したのはシアトルのトップ1%エージェントであるタンさんのお宅である。タンさんは3人家族で奥様と中学生の男のお子さんがいる。滞在中タンさんご家(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第55回 シアトル滞在記(1) 米国エージェントとブローカーの関係
7月中旬に1週間ほど米国シアトルに滞在してきた。 これは私が事務局をお手伝いしている一般社団法人日米不動産協力機構(JARECO)のシアトルホームステイプログラムに参加したものである。このプログラムは米国(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第54回 空き家に関する媒介報酬見直しとコンサル業務促進
前回に引き続き、国土交通省が策定した「不動産業による空き家対策推進プログラム」(以下当プログラム)の内容について考察していきたい。 当プログラムは大きく2つの内容に分けられている。1つは「流通に適し(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」~コンサルタント沖野元の視点~ 第53回 空き家の現場に宅建業者がいない理由
6月21日、国土交通省は「不動産業による空き家対策推進プログラム」(以下当プログラム)を策定した。今回はこの内容を踏まえて考察したい。 今年4月、総務省による「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第52回 定期借家物件の割合と競争力の関係とは
前回に引き続きアットホームによる「定期借家物件の募集家賃動向(2023年)」の内容について考察していきたい。 ◇ ◇ ◇ まず賃貸アパマンに占める定期借家物件の割合を見てみると、賃貸マンショ(続く)