免震を知る 3・11後のマンション 記事一覧
免震を知る 3・11後のマンション
「免震構造を採用しました」。東日本大震災以降、これをうたうマンションが増えています。では、免震構造はどこまで理解されているでしょうか。その仕組みを歴史とともに探ります。超高層ゆえの問題や東日本大震災で見られた新たな知見も追いました。
-
免震を知る 3.11後のマンション (5) 大震災で想定外や新知見
2月28日午後。東京都新宿区にある工学院大学で報告会が開かれていた。主催は、日本免震構造協会(JSSI)が東日本大震災後の11年5月に設置した応答制御建築物調査委員会。東日本大震災を経て見えた、免震建築物に関す(続く) -
免震を知る 3.11後のマンション (4) 超高層への導入進む
東京都杉並区和田に、地上28階建て高さ93.1メートルのタワーマンション、パークシティ杉並セントラルタワー(写真・低層3棟を含め総戸数243戸)が建っている。三井不動産(東京都中央区)などが00年10月に竣工したそれ(続く) -
免震を知る 3.11後のマンション (3) 阪神淡路大震災後に急増
「阪神淡路大震災が発生した時、神戸市内にあった免震建築物がその効果を発揮したことで、免震構造に対する認識が広がった」(日本免震構造協会〈JSSI〉の可児長英専務理事) 95年1月17日、巨大な地震が兵庫県(続く) -
免震を知る 3.11後のマンション (2) 千葉県八千代市に第1号
「建物は普通、地面に固定されるものだと思う。それが、建物と地面を切り離すんだと説明を受けた。とても驚いた印象がある」 福岡大学工学部の高山峯夫教授は、32年前のことを覚えている。同大建築学科の4年(続く) -
免震を知る 3.11後のマンション (1) 東日本大震災で注目度上昇
「免震建築物は震災後、増加している」(日本免震構造協会・可児長英専務理事)――。東日本大震災から2年が経過した。震災後のマンションは災害対策の強化が、大きなトレンドになった。東日本大震災時に効果を発揮し(続く)