慧眼を開く 住宅ジャーナリスト・櫻井幸雄 記事一覧
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第27回 住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄 慧眼を開く 定借付き億ション「パークタワー渋谷笹塚」
三井不動産レジデンシャルの「パークタワー 渋谷笹塚」が好調に、というか予想外に売れている。 あえて「予想外に」と書いたのは、約70年の定期借地権付き物件であるからだ。定借だが、約45m2の1LDKで8300万(続く) -
住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄 第26回 慧眼を開く 住宅金融公庫の廃止が分岐点に
不動産市況の転換期は2007年だった。今思えば……の話である。2007年の3月に住宅金融庫が廃止された。以後、住宅金融支援機構に変わり、融資の仕方も大きく変わった。ズバリ言って、国の影響力が落ち(続く) -
住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄 第25回 慧眼を開く 不動産好況8年、そろそろ〝頃合い〟か
「今買わないと、一生買えなくなる」 これは、住宅を売るときの殺し文句になっていた。この先、更に値上がりする。だから、手が届くうちに買っておきましょう、と説明すると、なるほどその通りだと多くの人が(続く) -
第24回 住宅ジャーナリスト櫻井幸雄 慧眼を開く 長谷工など、未来の家「アイヴィハウス」
長谷工コーポレーションと細田工務店、そしてロボット工学の第一人者石黒浩氏など多くのクリエーターが集結してつくり上げた未来の家「ivi house(アイヴィハウス)」を見てきた。そのコンセプトは「自然と調和し」(続く) -
第22回 住宅ジャーナリスト櫻井幸雄 慧眼を開く 投資目的増加、公庫解体の影響が大きい
住宅金融公庫が解体され、住宅金融支援機構に変わったのが2007年。前身である住宅金融公庫を解体することが小泉政権によって決定された結果である。 振り返ってみると、それが現在の新築マンション市況を生み(続く) -
住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄 慧眼を開く 第21回 低層ならでは「ルネグラン上石神井」
総合地所の「ルネグラン上石神井」はじつに意欲的なマンションだ。 建設地は、練馬区で西武新宿線の急行停車駅・上石神井駅から徒歩5分の住宅エリア。第一種低層住居専用地域であるため、4階建て全106戸の低(続く) -
住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄 慧眼を開く 第20回 マンション転売ヤー 本気で防止を
じつは私、いい歳をしてテレビで任天堂とソニーのゲームを楽しむ趣味がある。出張には任天堂の携帯用のスイッチ・ライト(若い人たちの表記がわからないので、すべてカタカナで通させていただく)を持ち歩くため、3(続く) -
住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄 慧眼を開く 第19回 マンション建て替え受難の時代
マンション建て替え事例となる「アトラスシティ千歳烏山グランスイート 杜ノ棟・風ノ棟」が7月31日に竣工。それに先立ち、7月23日報道関係者向けの内覧会が開催された。 ◎ ◎ ◎ 同マンションは(続く) -
住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄 慧眼を開く 第18回 首都圏郊外は建て売りと競合しやすい
今、首都圏郊外で新築分譲マンションの販売を行うと、建売住宅との競合が発生しやすい。 駅に近い新築マンション3LDKと同じ価格帯で駅から徒歩10分~15分の建売住宅や中古住宅が購入可能。すると、マンション(続く) -
住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄 慧眼を開く 第17回 海外で聞かない「高齢者の運転は危ない」
日本では高齢者ドライバーによる運転ミスが増え、社会問題になっている。ブレーキとアクセルの踏み間違い、高速道路の逆走……そこまでいかなくても、自宅駐車場で擦る、ぶつける程度のミスを経験する(続く) -
住宅ジャーナリスト櫻井幸雄 慧眼を開く 第16回 民泊マンション記事に驚きの反応
ヤフーニュースで、「年180日までの民泊マンション。その知られざる内容を写真付きで公開したい」という記事を6月末に公開した。お金を払った会員しか読めない有料記事なのだが、びっくりするほど多くの人に読んで(続く) -
住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄 慧眼を開く 第15回 影響力ある人が投資熱を起こす
今、新築分譲マンションは、投資目的の購入者を抜きにして進めることができない。特に、東京23区内の物件は「投資ありき」だし、地方の中心部に建てられる超高層タワーマンションも投資を見込んでいる。 マン(続く) -
住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄 慧眼を開く 14回 タワマンで実現しにくい商品
三井不動産レジデンシャルの「パークタワー川口本町」の続き。 ◎ ◎ ◎ この超高層タワーマンションは建物の魅力が大きい。といっても、スケールの大きさは都心タワマンと比べものにならない。(続く) -
住宅ジャーナリスト櫻井幸雄 慧眼を開く 第13回 「あの川口で、売れているのか」
三井不動産レジデンシャルの「パークタワー川口本町」を取材させてもらった。目的はズバリ、「あの川口で、売れているのか」だ。 SNSで川口市におけるクルド人問題が取り沙汰されるようになったのはいつから(続く) -
住宅ジャーナリスト櫻井幸雄 慧眼を開く 第12回 ザ・パークハウス武蔵小杉タワーズ
三菱地所レジデンス他が事業主となる「ザ・パークハウス武蔵小杉タワーズ」が好調に集客している、6月2日時点で来場は1153組。エントリーは1万2000を超えたそうだ。 大人気である。武蔵小杉駅周辺の超高層マ(続く) -
住宅ジャーナリスト櫻井幸雄 慧眼を開く 第11回 「豪華パンフレット全盛期」
世の中の「断捨離」ブームに乗り、私も仕事場の整理を始めた。先日報告した革靴の一部処分に続き、マンションパンフレットを処分することにした。 私が「住宅ジャーナリスト」の名刺を刷って活動を開始した20(続く) -
住宅ジャーナリスト櫻井幸雄 慧眼を開く 第10回「パークホームズ大倉山ザ・テラス」
三井不動産レジデンシャルと日本郵政不動産が事業主となる「パークホームズ大倉山ザ・テラス」は横浜市港北区に建設される7階建て全83戸のファミリー向けマンション、そして驚くほど工夫の多い新築物件である。(続く) -
住宅ジャーナリスト櫻井幸雄 慧眼を開く 第9回 分譲マンションは実需成約に醍醐味
「新築分譲マンション購入の主役が投資家から実需層に移ってきた」という記事を昨年からインターネットサイトで積極的に発信している 最初は何言っているのかなあ、という反応だったが、この4月以降、反応が(続く) -
住宅ジャーナリスト櫻井幸雄 慧眼を開く 第8回 「Brillia 二番町」人気指数1位
私が定期的に発表している「マンション人気指数」の最新版がまとまり、「櫻井幸雄オフィシャルウェブサイト」での公表が始まった。 今回の調査期間は2025年1月1日から3月31日まで。その3カ月間で分譲中となっ(続く) -
住宅ジャーナリスト櫻井幸雄 慧眼を開く 第7回 「履き道楽」を満たす下足入れ
日本の分譲マンションにトールタイプの下足入れが導入されたのはいつ頃からか。少なくとも昭和時代のマンションの下足入れは低かった。下足入れの上に花びんを置き、その上に額入りの絵を飾っていた時代である。(続く)