越純一郎のニュー・ノーマル不動産投資 記事一覧
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越純一郎のニュー・ノーマル不動産投資 第10回 勝利の方程式 変化するものと、しないものを見分ける
この連載では、ニュー・ノーマル時代(=高度経済成長期が終了したあとの時代)の本質を経済学も援用しながら説明したあと、「世界の常識、日本の非常識」を2回にわたって解説し、その後の5回で「ニュー・ノーマル時(続く) -
越純一郎のニュー・ノーマル不動産投資 第9回 チャンスを発見する その5 Jリートとオープン・エンド・ファンド
今回は、金融の最先端の話題だが、分かりやすく記述する。 インカムで勝負 本連載の第2回で説明した通り、不動産投資には「インカム」「キャピタル」「ファイナンス」という3種類のキャッシュフロー(CF)がある。(続く) -
越純一郎のニュー・ノーマル不動産投資 第8回 チャンスを発見するその4 銀行ごとの住宅ローン
今回は、銀行員、特に企画や商品設計の皆さんに良く読んで頂きたい。 愚かなる旧来型 大半の銀行の住宅ローンの商品設計は、30年前と大差ない。建築技術も社会情勢も大いに変わったのに、同じ商品設計であること(続く) -
越純一郎のニュー・ノーマル不動産投資 第7回 チャンスを発見する その3 賃貸併用住宅キーワードは「手残り」
リスクプレミアム よく見る言い方に、「ワンルーム・マンションの利回り10%」などというものがある。国債や定期預金の利回りが1%にも満たないのに、一部の不動産投資の利回りは高い。それは、リスクが高いためであ(続く) -
越純一郎の ニュー・ノーマル不動産投資 第6回 チャンスを発見するその2 誰も気付いていない市場を見つけろ
アパートと地下室 価格は「需要と供給」で決まる。そのため、「買手不在の市場」を見つければ、買いたたかなくても元々、価格は安い。これは前回説明した通りで、木賃アパート投資でも同じだ。木賃アパートの場合(続く) -
越純一郎のニュー・ノーマル不動産投資 第5回 チャンスを発見するその1 見捨てられた市場 格安物件に勝機あり
価格は需給で決まる 今回の内容も、基礎的な経済学に基いている。財の価格は「需要と供給」によって決まる。だから、需要の少ない財の価格は低くなる。言い換えれば、「買手不在の市場」を見つければ、その市場の(続く) -
越純一郎のニュー・ノーマル不動産投資 第4回 日本モデルの誤りその2 根強い日本の非常識
NOI、キャップレート、IRRなどの概念は世界共通である。これらによって、世界のどの都市の不動産も評価することができる。 ちょうど、「1+1」は誰がどこで計算しても「2」であるのと同じように。しかし、日本(続く) -
越純一郎のニュー・ノーマル不動産投資 第3回 日本モデルの誤りその1 前近代的な不動産金融
日本の不動産融資や住宅ローンは、1つのキャッシュフロー(キャピタルCF)しか見ていない。 前回、不動産のCF(キャッシュ・フロー)には「インカムのCF(貸せば幾ら貰えるか)」「キャピタルのCF(売却したら幾らか(続く) -
越純一郎のニュー・ノーマル不動産投資 第2回 鍵握るキャッシュ・フロー 何をもって「成功」と言うのか
今回は、非常に重要な理論的説明を行う。それほど難しくはないので、是非ともお読みいただきたい。なお、キャッシュ・フローを以下CFと表記する。 「投資が成功する」ということは、その投資が生み出す「CFが増(続く) -
越純一郎のニュー・ノーマル不動産投資 第1回 ニュー・ノーマルとは何か 人類は未だ答え持たず
この連載のテーマは、「少子高齢化の時代における不動産投資」である。 少子高齢化社会において、フィットする投資モデルを解説することである。表に示したように、前半では理論的な解説と、現在の実務の誤り(続く)