不動産流通特集 記事一覧
不動産流通特集
12年上期の不動産流通市場は、東日本大震災と景気後退で先送りされていた需要が価格の調整により顕在化して件数ベースでは大きく回復した。特に景気動向に明るさが見え楽観的予測が広がった3月には、単月で機構設立以来最も多い成約件数となり、東日本不動産流通機構(東日本レインズ)を通じて成約した首都圏中古住宅(マンション・戸建住宅の合計)は09年上期(2万1481件)を上回って2万2035件(前年同期比10・9%増)と、これまでの過去最高を更新している。ここでは東日本不動産流通機構(東日本レインズ)のデータを中心に、12年上期の市場をまとめてみる。
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12年の不動産流通市場③ 動き出した不動産流通市場活性化フォーラムの現状と課題
動き出した中古住宅の流通活性化 2020年に中古住宅流通とリフォームを合わせた市場規模を倍増する国の計画が本格的に動き始めた。所得水準の頭打ち、中古住宅の割安感などから、中古住宅を見直す機運の高ま(続く) -
12年の不動産流通市場 上期の総括と下期の展望② 首都圏新築マンション市場
次の新機軸 商品企画の市場投入に期待 消費マインドは回復基調 大震災から1年半が過ぎ、市場はほぼ例年に戻ったとの観測が広がった12年の首都圏・新築分譲マンション市場。安全・安心の商品企画が定着し(続く) -
東日本レインズに見る 12年の不動産流通市場 上期の総括と下期の展望①
中古マンション 成約数伸び過去最高に 3期連続で価格の下落 12年上期(1〜6月)に成約した首都圏中古マンションは1万6265件(前年同期比11・1%増)で5期ぶりの増加。前年同期は東日本大震災によって落ち(続く)