森トラストは4月12日(米国現地時間4月11日)、米国子会社を通じて、米国ボストンに所在するラボ&オフィスの開発事業に参画した。開発物件「15 Necco Street」は、地上12階地下1階建ての建物で、23年11月に完成予定。ラボ&オフィスの開発事業への参画は初めて。米国では世ライフサイエンス分野への関心と研究施設への需要が高まっている。
ライフサイエンス分野の不動産の所有、運営、開発における第一人者であるAlexandria Real Estate Equities, Inc.と、ニューイングランドの大手不動産会社National Development との3社による共同事業。ボストンエリアは、ライフサイエンス分野に関わる企業、ベンチャーキャピタル、行政、教育機関の全米屈指の集積地で、同物件が所在するボストン市シーポート地区は市が主導するイノベーション地区に指定され、今後も成長が見込まれるエリアとなっている。
世界的な製薬会社であるEli Lilly and Company(イーライリリー・アンド・カンパニー)の遺伝子医学研究拠点として長期リース契約を締結しており、安定的な不動産資産として運用を行う。