大言小語 記事一覧
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大言小語 弱肉強食の時代
▼資材価格の高騰が住宅・不動産各社を悩ましている。中野サンプラザの再開発は想定以上に建設費が高額になり採算が合わずに白紙状態に戻された。マンション開発で使用する鋼材の種類はH型鋼材が多い。ロール材では(続く) -
大言小語 文句を言うなら
3月に入り、内閣による一般法案の提出も一定程度進んでいる。住宅・不動産業界にとって最も影響が大きいのは老朽化マンション対策の改正法案だが、それ以外でも、例えば全企業に関係する法改正案などが提出されて(続く) -
大言小語 聞く耳を持つ
津波や原発事故を含む、未曾有の大震災から14年。巨大な揺れを体験した場面が脳裏をよぎる。半面、そのとき感じた恐怖や教訓が薄れつつある気もする。住まいや生活を根こそぎ奪う自然災害は途絶えず、慣れという名(続く) -
大言小語 亡国の民を生む政府
米の値段が高い。品質や銘柄にもよるが、自宅の近所のスーパーで、昨年初めの5キロ2000円台前半の値段が、最近は3000円台後半に跳ね上がっている。安い値段で腹を満たしたい労働者には、米や〝粉もの〟は欠かせな(続く) -
大言小語 〝猫の快適〟とは
気が付けば、2月22日が「猫の日」と言われるようになり、〝猫の日〟が近づくと、当たり前のように猫関連の情報が増えるようになった。実家で昔飼っていた猫を思い出すのも、もはや記憶がおぼろな命日ではなく〝猫(続く) -
大言小語 失墜する第四権力
人事異動の季節。特に注目されるのがトップ人事だ。住宅・不動産業界で主だったところは、既に東京建物、長谷工コーポーション、旭化成ホームズ、大和ハウス工業がトップ交代を発表したが、これからまだ続きそうだ(続く) -
大言小語 判断は根拠の下に
1月24日に開会した通常国会で予算案の論戦が本格化し、自民党・公明党が少数与党となったことを受け、与野党共にこれまでとは異なる協議のあり方が求められている。どこまでを〝落としどころ〟として主張を通せる(続く) -
大言小語 また上がる
上がる上がる、また上がる。野菜価格の高騰が家計にのしかかってくる。農林水産省の「食品価格動向調査」結果(25年1月20日の週)によると、主要な野菜8品の小売価格は平年比約1.2~3倍となり、キャベツ1キロ(約1玉)(続く) -
大言小語 憂い顔の騎士
米国・トランプ大統領は、就任早々に多数の大統領令に署名した。世界保健機関(WHO)からの脱退など世界的な影響の拡大が必須な状況になった。連邦政府機関に政治任用区分を設け、気に入らない人材は解雇し〝イエス(続く) -
大言小語 震災からの30年は
1月17日で、阪神・淡路大震災から30年が過ぎた。確かそれ以前の関西では地震がそれほど身近ではなかったはずだ。「日本は地震の国」といわれるだけあって、少し前には北海道の地震が連日報道されていたし、各地で(続く) -
大言小語 人はカネに寄りつく
話題を欠くことのない一年となりそうだ。1月20日に米国の大統領に再び就任する。前回のトランプ政権に翻弄された苦い経験がよみがえるとともに、再び不確実性の高い先が読みづらい経済環境が待つ。国内に目配せす(続く) -
大言小語 あえて楽観姿勢で
2025年の幕が開けた。21世紀に入って四半世紀、昭和で数えれば1世紀。それぞれの間、大きな環境変化が何度も訪れたものの、今日まで住宅・不動産業は力強く存続している。改めて先人たちの不断の努力に頭が下がる(続く) -
大言小語 リーダーの品格
24年の世相を表す漢字一字は「金」が選ばれた。オリンピック・パラリンピックでの日本人選手の活躍や政治の裏金問題など光と影が目立った1年。能登半島を襲った大地震や大雨災害に加え、物価高など国民の生命や暮(続く) -
大言小語 シーシュポスの神話
経済産業省策定のDXレポートで注目された「2025年の崖」が目前に迫る。様々な機関や企業の調査では「8割の経営層が認識していない」、逆に「8割の企業が対応を進めている」など実態は分からない。 ▼当該問題(続く) -
大言小語 今必要な〝防犯〟とは
体感治安が悪化しているという声が多く聞かれるようになり、ニュースでも都市部で闇バイトを実行役にした強盗事件が相次いでいるが、あえて在宅中に侵入する「居空き」は空き巣に比べると数は少ないものの、被害者(続く) -
大言小語 外資を引き付ける好機
資本の効率や業務の効率が迫れた。こうした日本特有の企業改革が進んだことが日本の不動産投資マーケットにも波及している。 ▼オフィス市況も回復期に入った。在宅勤務から出社要請が後押しする。JLLによれば(続く) -
大言小語 業績好調、その先は
住宅・不動産各社の24年度中間期決算が出そろい、大手・中堅共におおむね好調な数字が並んだ。詳細は本紙11月19日号1面をご覧いただきたいが、オフィス需要の堅調な推移によるビル賃貸事業の好調が、大手を中心に(続く) -
大言小語 ソーシャルな視点
新築マンションの年収倍率が全国平均で初めて10倍を超えた。価格、利益に見合った供給戦略が続けば、庶民にとっては高嶺の花よりもはるか遠い存在となる。生活を切り詰めて所有するよりも、中古や賃貸住宅という選(続く) -
大言小語 合格発表が間近
住宅新報ウェブに掲載されている記事の週間ランキングに10月20日に実施された宅建試験の関連記事が3週連続トップを走り続けている。11月26日の合格発表を控えて、受験者の最大の関心ごとは合格ラインに尽きる。殊(続く) -
大言小語 〝常識〟を超える
担当領域の関係で、賃貸住宅を取材する機会は限られてはいるものの、振り返れば、これまで〝賃貸住宅の常識を変えよう、イノベーションを起こそう〟といった事業者に取材をする機会が何度かあった。 ▼10年近(続く)