古民家宿の物語 日本全国リノベーション 記事一覧
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古民家宿の物語 日本全国リノベーション 94 東京都青梅市「古民家リラックスホーム」(中) コロナ以降は貸切の需要増
保育園留学に貢献 宿には海外の観光客が次々と訪れたが、コロナ禍による一時的な利用者減少を経験。この期間を逆手にとって新たな顧客層の開拓を進めた。 特に注目されたのは、「保育園留学」という新しい(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 93 東京都青梅市「古民家リラックスホーム」(上) 築70年の建築技術や細工に着目
解体寸前での出会い 古民家宿の運営を合同会社リラックスホームが担い、建物の特性を生かした再生プロジェクトが進められている。 この建物は、もともと機織り屋(繊維業)を営んでいた一家が所有していたそ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 92 千葉県大多喜町「宿と食事 ローブン大多喜町」(下) 農業と飲食の融合に挑む
飲食と宿泊の掛け合わせ ローブン大多喜町には旅行好きの客層が多く、「同価格帯の宿泊施設と比べて安すぎる」「教えたくないほど良かった」との声も。特に家族連れには好評で、子供が楽しめる料理や広々とした(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 91 千葉県大多喜町「宿と食事 ローブン大多喜町」(中) 地域の歴史と文化、人の関係性を重視
「古さ」を強みに 古民家の改修中には、壁を剥がすと立派な柱が現れるなど、古民家ならではの発見もあった。こうした個性を大切にしながら、建築士と共に間取りや導線を慎重に設計し、伝統と現代のバランスを考(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 90 千葉県大多喜町「宿と食事 ローブン大多喜町」(上) 東京のビストロを併設し宿づくり
農機具屋をビストロに 農機具屋だった通りに面した建物をビストロに改装し、裏手の母屋と蔵をそれぞれに宿泊施設にリノベーションしている。母屋の古民家宿から見える田んぼや森の景色は訪れる人々に安らぎを与(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 89 福岡県福岡市「木香庵」(下) 百年先まで価値を持つ場所にも
古民家人材の育成 成田さんが目指すのは、「地域の若者が経験を積み、古民家再生を仕事として選べる環境を作ること」。そのためには、若者たちに学びの場を提供し、古民家を通じて地域文化の魅力を再発見しても(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 88 福岡県福岡市「木香庵」(中) 建具や木材の質が海外から評価
九州大学の研究者に提供 この民泊事業が成功を収めた背景には、古民家の立地が九州大学の正面に位置していたことが大きい。九州大学の研究者や訪問する海外の学者たちが、成田さんの宿を長期滞在先として利用す(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 87 福岡県福岡市「木香庵」(上) 築かれた家と文化の物語
いまやすっかりビルやマンションの高層建築物ばかりになってしまったという福岡市の六本松界隈の一角にある建物は、戦後間もない45年、終戦の混乱が広がる中、静かに建設を始めたそうだ。棟梁である成田さんの義父(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 86 埼玉県秩父市「民宿すぎの子」(下) 四季折々の魅力と特別な体験を提供
地元の食材で再現 いにしえの地域の味 「夏は昆虫採集や川遊び、秋は収穫物を使った料理体験が楽しめます」と宮崎さん。「この場所に訪れることで、自然と人が共存する里山の暮らしを体感してほしいですね」と(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 85 埼玉県秩父市「民宿すぎの子」(中) 10年かけ希少な伝統技術を習得
宿の価値は藁葺屋根にあり 藁葺屋根は、日本の伝統的な建築様式の一つで、茅葺(かやぶき)屋根よりも更に高い技術が要求される。藁は茅に比べ短く、扱いが難しいため、修繕には高度なスキルが必要だが、現代では(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 84 埼玉県秩父市「民宿すぎの子」(上) 築300年合掌造りの藁葺屋根
現存する庄屋の家 昔の世界がそのまま残る「民宿すぎの子」は、敷地に一歩足を踏み入れるだけで別世界へと誘う。築300年の合掌造りの藁葺屋根の家で、江戸時代のころは庄屋の家として栄え、地元でも有名な家柄(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 83 神奈川県葉山町「古民家宿港の灯り」(下) 地域活性化への新たな展望
宿泊業から横展開 代表の恵さんは、古民家宿の運営の難しさを語る。「24時間対応が求められることが、宿泊業の最も大変な点です。お客様が滞在中は夜中でも緊急対応が必要になる場合があり、オフの時間を持つの(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 82 神奈川県葉山町「古民家宿港の灯り」(中) クラファン活用とDIYでコスト抑え
レトロさを大切に 「港の灯り」にはクラウドファンディングを活用して必要な資金も確保した。大工のオーナーとの協力関係で、あたかも自宅を修繕するかのように手作業で進められた。結果、低コストで他店舗の改(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 81 神奈川県葉山町「古民家宿港の灯り」(上) 老大工からの提案で挑戦
地元を世界に発信したい 代表の恵さんは、海外での生活経験を持ち、また地元にも愛着があったことから、ローカルとグローバルの市場を繋げる役割を担い、これを実現するために起業に踏み切った。古民家宿で外国(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 80 秋田県男鹿市「古民家宿ににぎ」(下) 近隣の魅力と掛け合わせ可能性を追求
「なまはげ」になる 猿田さんは、地元に戻ってからは、少しずつ地域の活動に参加するようになったが、当初は仕事が忙しく、地元の行事にはほとんど参加できなかった。しかし、宿やカフェを開業したことで、逆に(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 79 秋田県男鹿市「古民家宿ににぎ」(中) ロケーションや外観を生かす
カフェが人気スポットに スタッフが不在の中での初めての飲食店経営は困難が多く、助言に従って良かったと猿田さんは振り返る。そして現在では「この雰囲気がいい」と客から高い評価を得ていて、結果として成功(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 78 秋田県男鹿市「古民家宿ににぎ」(上) Uターンして地域の伝統を守り再生へ
雪国の重厚な建物 海沿いの幹線道路から 内陸に入り、森を抜けると、広々とした田畑の風景が目の前に広がる。その一角にたたずむのが、今回の宿だ。宿の代表、猿田真さんの曾祖父が1952(昭和27)年に建てたこの(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 77 千葉県「南房総天神郷の宿 昊 昊―Sora―」(下) モニター宿泊で意見集め創意工夫
クラファンで目標達成 古民家宿は、200m2の平屋建てで、24年5月に民泊の申請が受理された。6月中旬からクラウドファンディングを開始し、モニター宿泊の役割を果たす体験希望者を募集。宿泊後、アンケートに協(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 76 千葉県「南房総天神郷の宿 昊 昊―Sora―」(中) 補助金採択でスピードアップ
事業再構築補助金に応募 どのような機能が顧客に喜ばれるかを検討し、目指すべき方向性が徐々に見えてきた。そして、古民家のリノベーションを得意とする設計事務所に依頼することにした。 さて、同時進行(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 75 千葉県「南房総天神郷の宿 昊 昊―Sora―」(上) 地元の建設会社が自社企画で参入
過疎化が進む山間部 「伊予ヶ岳」を望む場所に、古民家宿が今年開業した。手掛けているのは、地元の建設会社・戸倉商店だ。宿泊業への初の挑戦となった。普段は地元で住宅設備工事やリフォームを手掛けており、(続く)