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大和エネ、同社最大のオンサイトPPA方式の太陽光発電所を稼働開始

 大和ハウスグループで再生可能エネルギーのワンストップサービスを提供している大和エネルギーは8月1日、名古屋市中村区の物流施設の屋根上で同社最大規模のオンサイトPPA方式(建物所有者から賃借した屋根や同一敷地内に第三者が太陽光発電設備を設置し、発電した電力を当該建物の入居企業に有償供給する方式)の太陽光発電所「DREAM Solar 愛知岩塚」の稼働を開始した。

 同施設は、ラサール不動産投資顧問(東京都千代田区、奥村邦彦社長)とNIPPO(東京都中央区、和田千弘社長)が共同開発し6月30日に竣工したマルチテナント型物流施設「ロジポート名古屋2」の屋根上に設置。設置面積は1万5610平方メートル、発電容量は約2.4メガワット。初年度の年間発電量は一般家庭約690世帯分に当たる約289万キロワット時を見込んでおり、年間で約1136トンのCO2排出量削減に貢献する見通し。発電量が施設の消費電力量を上回った場合、基準価格(FIP 価格)と卸電力取引市場の価格をベースに設定した参照価格の差額を供給促進交付金(プレミアム)として交付するFIP制度を活用し、余剰電力を電力会社の系統を通じて提携企業(オフテイカー)へ売電する。

 同社は2022年より初期投資芙蓉で再生可能エネルギー導入を可能にするオンサイトPPA事業を展開。25年8月1日時点で全国21カ所・計23メガワットの太陽光発電設備を運営している。