東京都不動産のれん会 不動産業の「礎」築く ~その軌跡と貢献~ 記事一覧
東京都不動産のれん会 不動産業の「礎」築く ~その軌跡と貢献~
東京都不動産のれん会は1960(昭和35)年に誕生した団体で、現在の会員数は60社。「老舗不動産企業の集まり」といった認知度はあるものの、宅建業法の制定や、日本初の不動産団体である全日本不動産協会の設立に尽力した主要メンバーが、東京都不動産のれん会を結成したという事実はあまり知られていない。「不動産業の礎」を築いたといっても過言ではない同会の軌跡を紹介する。
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東京都不動産のれん会 不動産業の『礎』築く ~その軌跡と貢献 (13) 大手、中堅中小が連携
――のれん会の主要メンバーは、宅建業法制定に向けた運動や主要な不動産団体の設立、運営に大きな足跡を残しました。 神山氏 不動産業者が業法制定に深く関わっていたことは承知していたが、同時に自主規制団体(続く) -
東京都不動産のれん会 不動産業の『礎』築く ~その軌跡と貢献 (12) 根底には「信頼の絆」
昭和27年の宅建業法成立、そして同年の全日本不動産協会設立。これらの流れに尽力した主要メンバーが、昭和35年に東京都不動産のれん会を設立した。東京都中央区、千代田区を中心とした優良不動産会社26社が集まり(続く) -
東京都不動産のれん会 不動産業の『礎』築く ~その軌跡と貢献 (11) 強い求心力が活性化の源
――2~3年前から活動が再び活発化しました。 外川氏 会員の退会が続いた危機感から、大手と中小の協力で再び組織を盛り上げる機運が高まった。 大原氏 前代表、品田氏の力量で再生への成果が充分に出てきた(続く) -
東京都不動産のれん会 不動産業の『礎』築く ~その軌跡と貢献 (10) 歴史を紡ぎ上げ、今日へ
この連載で、再三にわたって伝えているのが、東京都不動産のれん会を設立する主要メンバーが、昭和27年の宅建業法制定に大きな貢献を果たしたこと、そして、全日本不動産協会、東京都宅地建物取引業協会、不動産流(続く) -
東京都不動産のれん会 不動産業の『礎』築く ~その軌跡と貢献~ (9) 地域の安心、事業者に期待
――改めて、野田卯一氏や東京都不動産のれん会の設立主要メンバーが、宅建業法や全日の設立に大きな貢献を果たしたことについて、どう思いますか。 品田氏「戦後の完全な無法状態となっていた不動産業界の中にあ(続く) -
東京都不動産のれん会 不動産業の『礎』築く ~その軌跡と貢献 (8) 野田氏と藤川氏に信頼関係
──政治家としての野田卯一氏をどう評価しますか。 野田氏「幼少の頃、祖父(卯一氏)に『国会議員ってどんな仕事?』と聞いたことがある。『法律を作る仕事だよ』と教えられた覚えがある。祖父はいくつも法律を制定(続く) -
東京都不動産のれん会 不動産業の『礎』築く ~その軌跡と貢献 (7) 生き字引、「不動産は、結局〝人〟」
東京都日野市の大規模団地。整然とした街並みの一画に居を構える若林武さんは、この団地開発に携わったプロジェクトメンバーの一人だ。また、鎌倉、竜ヶ崎、高島平、桜上水など、戦後昭和30年代から40年代の様々な(続く) -
東京都不動産のれん会 不動産業の『礎』築く ~その軌跡と貢献 (6) 業界団体設立の中心に
悪質な住宅・不動産取引を根絶させるべく成立した宅建業法。業界関係者らの喜びがこだまする中、法律の周知徹底と教育・研修のための「全国組織」を創設する必要性が叫ばれ始めた。 当時も全国の要所に有志で結(続く) -
東京都不動産のれん会 不動産業の『礎』築く ~その軌跡と貢献 奔走した藤川豊次郎氏
宅建業を善良に営む事業者にとって、「悲願」ともいえる宅地建物取引業法が昭和27年に成立した。その立役者の一人が、後々の東京都不動産のれん会を創設する最主要メンバーである藤川豊次郎氏だが、「『ようやく不(続く) -
東京都不動産のれん会 不動産業の『礎』築く ~その軌跡と貢献 (4) 悲願の業法、遂に成立
後々の東京都不動産のれん会を創設する最主要メンバーである藤川不動産内に事務局が置かれた「不動産取引法立法促進連盟」。設立は昭和26年8月だが、翌昭和27年3月19日に、東京・千代田公会堂で「不動産取引業法促(続く) -
東京都不動産のれん会 不動産業の『礎』築く ~その軌跡と貢献(3) 善良な事業者が発起
第二次世界大戦後、日本における住宅事情は「絶対的な数不足」という状況に陥っていた。大都市を中心とした戦後焼け野原の中、まずは「住宅提供」が最優先の政策課題であり、その取引を担う事業者の役目も当然なが(続く) -
東京都不動産のれん会 不動産業の「礎」築く その軌跡と貢献 (2) 公正、誠実な取引を推進
東京都不動産のれん会はもともと、東京都千代田区と中央区の優良な不動産会社が中心となって、共同経営の株式会社としてスタートした特徴がある。 「不動産業を通じての信頼関係の構築」といった取り組みがモッ(続く) -
東京都不動産のれん会 不動産業の「礎」築く ~その軌跡と貢献~ (1) 大きな役割に敬意
東京都不動産のれん会は1960(昭和35)年に誕生した団体で、現在の会員数は60社。「老舗不動産企業の集まり」といった認知度はあるものの、宅建業法の制定や、日本初の不動産団体である全日本不動産協会の設立に尽力(続く)