ミサワホームグループが企画・設計・施工・運営を手掛ける大規模リノベーション宿泊施設「リバーサイド嵐山」が京都市内でこのほど完成し、12月から運営を開始する。元々は築32年で総戸数46戸の賃貸マンションだった建物を、ミサワホーム近畿(大阪府大阪市、横田純夫社長)が総客室数23室の宿泊施設にリノベーションし、ミサワホーム不動産(東京都新宿区、岡村康晴社長)が一括借上げして、簡易宿所として運営していくという事業だ。
同施設は、鉄筋コンクリート造りの3階建て。観光地として人気の高い京都市の嵐山に位置し、訪日外国人などによる宿泊客の増加などにより高いニーズが見込めることで、リノベーションによる用途変更が行われたもの。また低価格で長期滞在できる宿泊施設を希望する外国人宿泊客が増加傾向にあることから、ホテルや旅館ではなく簡易宿所というスタイルを採用した。
同グループは「今回の一括借上げを皮切りに、宿泊施設に関するノウハウを蓄積し、今後増加が想定される宿泊需要への取り組みを推進していく」としている。
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