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世田谷、横浜市で環境負荷低減型の賃貸住宅建設 日本郵政不動産

 日本郵政不動産(東京都千代田区)は7月、太陽光発電などの自然エネルギーの導入や建物の省エネ性を追求した環境負荷低減型の賃貸マンション2棟(東京都世田谷区、横浜市西区)の建設工事に相次ぎ着手した。

 世田谷区中町2丁目の約2116平方メートルの敷地では24年9月の竣工を目指し地上8階建て、総戸数72戸の賃貸マンション「(仮称)世田谷中町2丁目計画」を建設中だ。東急大井町線等々力駅から徒歩9分の高台に立地。全住戸共に2LDKから4LDKまでの間取りをミックスさせた計60平方メートル以上の広さを持ち、多様な世代の入居を促す。

 屋上には眺望の優れたテラスを整備。太陽光発電などを取り入れ、ほかにも建物の省エネ性能の向上を図ることで、ZEH認証の取得を目指していく。マンションの運営管理は東急住宅リースが行う。

 また横浜市西区平沼1丁目の約1205平方メートルの敷地では25年2月の竣工を目指し地上10階建て、総戸数89戸の賃貸マンション「(仮称)平沼橋1丁目計画」を建設する。相鉄線平沼橋駅から徒歩2分、JR横浜駅の徒歩圏に位置する。

 計画建物のデザインパートナーには「自然との共生」をテーマに掲げるSUEPを選定。太陽光発電設備や中水利用など自然エネルギーを積極的に導入すると共に住戸ごとの通風や採光条件に配慮した造りで、建物の省エネ性能の向上を目指していく。マンションの運営管理は三井不動産レジデンシャルリースが行う。

(写真)世田谷中町2丁目計画の外観イメージ