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東京ドーム、大型ビジョンでにぎわい演出 災害時の情報提供やアート作品展開も

 三井不動産グループの東京ドームは、新たなランドスケープ計画に基づいた環境整備の一環として、東京ドームシティ(東京都文京区後楽)内に7つの大型ビジョンを新設し、8月1日から稼働を開始した。2023年から24年にかけての大規模リニューアルの一環。各駅からのアプローチ動線や各広場空間に特徴的な大型LEDビジョン・モニター群「東京ドームシティビジョンズ」を設置し、東京ドームで開催されるイベントとの連動や映像演出を行う。更に、災害時の情報発信により防災・防犯機能を向上させる。ビジョンを使い、行政と連携した地域の魅力向上のための情報発信や東京ドームシティアートプロジェクトとのコラボレーションによるアート作品の展開なども行う。

 東京ドームシティの全域に渡って計画された多様なサイズ・形状の大型LEDビジョン・モニター群を整備。特に、全長122メートルのロングビジョン「アベニュースーパーリボンビジョン」は、隣接する芝生広場と合わせ、自然とデジタルが融合したユニークな空間として、来場者に多彩な体験価値を提供する。

 これらの多様なビジョンを動かす基盤となる配信システムの企画・開発やオペレーション設計、DOOH(デジタル屋外広告)の広告販売ソリューションについては、ジェイアール東日本企画と一体で実施した。隣接する小石川後楽園との一体で、一貫性のあるビジュアル表現と、東京ドームシティのエンターテインメント性を一層向上させる映像演出で施設全体を盛り上げる。