開発・企業 賃貸・地域・鑑定

「エネルギー自立型」賃貸マンション レモンガスが相模原で着工

 LPガスの卸売・直売事業などを手掛けるレモンガス(神奈川県平塚市)はこのほど、自家発電と蓄電システムを備えた「エネルギー自立型賃貸マンション」を、神奈川県相模原市内で着工した。戸建てや分譲マンションを含め、今後も同様のコンセプトで住宅を供給していく方針だ。
 自家発電は、LPガスによるコージェネレーションと燃料電池、太陽光発電の3つ。このほか、リチウムイオン電池を使用した蓄電システムを備え、『エネルギー自給』を前面に打ち出した。従来のマンションとの比較で、1戸当たり年間3600円の光熱費削減を実現できるという。
 地下1階地上6階建ての全15戸。施工は積水ハウスが手掛ける。完成予定は2012年3月。
 ガス会社が住宅事業を手掛けるのは全国でも珍しいケース。同社の赤津一二代表取締役会長は「(住宅業界への)新規参入というより、これから求められる住宅のモデルを示したい」と意気込みを語った。