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今後5年間の都区部のオフィス供給は年平均90万平方メートルに 森ビル調べ

 森ビルはこのほど、延べ床面積1万平方メートル以上のオフィスビルの需給動向をまとめた「東京23区の大規模オフィスビル市場動向調査」(速報版)を発表した。
 それによると供給動向では、今後5年間の供給量は90万平方メートル/年で過去平均の103万平方メートルを下回ることと、2011年に予定されていた5棟の竣工が遅延したことで2012年の供給が181万平方メートルに増え前年予測を上回ったことが分かった。
 一方、需要動向では、2011年の吸収量(新規需要)は91万平方メートルで前年比32%増加。2011年は吸収量が供給量(117万平方メートル)を下回り、2011年末の空室率が6.9%(前年比0.6ポイント増)に上昇したことなどが分かった。
 調査時期は2011年12月末時点で、1986年以降に竣工した東京23区にある事務所延べ床面積1万平方メートル以上のオフィスビルを対象に実施した。