住まい・暮らし・文化

エスクロー制度導入 アールシーコア、すべての「BESS」住宅に

 ログハウスなどの企画・製造・販売を手掛けるアールシーコア(東京都渋谷区)はBESS事業部において、BESS住宅の工事元請全件を対象にエスクロー制度を導入した。

 エスクローは、売主と買主の間に中立的な第三者が介在し、代金の決済代行を含めサポートを行うもの。取引の安全性を高める狙いがあり、米国などの不動産取引では一般化している。

 BESS事業のエスクロー制度ではまず、顧客が請負契約代金を日本モーゲージサービス(東京都港区)が管理する信託口座に預託。住宅瑕疵(かし)担保責任保険法人のハウスジーメン(東京都港区)による工事進ちょく報告に併せて、口座から元請会社へ支払い指示を行う流れだ。工事中に万が一元請け会社が破綻しても、口座に支払われた代金のうち未着工部分に当たる金額が保護され、顧客の過払いは発生しない。

 同社は今回のエスクロー制度導入により、以前から導入している完成保証制度と合わせて「万全の体制を確立できた」としている。