東急不動産はこのほど、運営するオフィスビル「東京ポートシティ竹芝」(東京都港区)「九段会館テラス」(東京都千代田区)「日比谷パークフロント」(東京都千代田区)の3棟について、環境省が定める「自然共生サイト」として認定されたと発表した。森や公園などの緑地での認定が多い中、今回のようなオフィスビルとしての認定例は少なく、また同時に3棟認定は初の事例という。
「自然共生サイト」とは、生物多様性を守るネイチャーポジティブの実現に向けた取り組みの一つとして、企業の森や里地里山、都市の緑地など「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を環境省が認定する取り組みで23年度から開始された。この認定のうち、国等の保護地域との重複を除いた区域が、OECM(Other Effective area-based Conservation Measures:保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)として国際データベースに登録することが予定されている。
同社では 24 年2月に認定された「東急リゾートタウン蓼科」に続く認定で、今回、グループ企業である石勝エクステリアによる協力の元、認定となったとしている。