マンション・開発・経営

川崎工場約12haの再開発プロジェクト始動 富士通

 富士通(川崎市中原区)は、2025年6月に創立90周年を迎え、これからの新たな研究開発の主要拠点とするため、現在でも主要拠点である川崎工場「Fujitsu Technology Park」の再開発プロジェクトを川崎市(福田紀彦市長)と連携して始動する。2035年の同社創立100周年に向けて再開発を進める。

 同再開発プロジェクトは、2011年にいったん開始していたが、2015年に計画を見直すために一時中断し、現在は、老朽化した建物の解体などを進めている。今後は、体育館棟や複合用途施設、多目的施設などを新設し、敷地駅側に広場を整備する。計画地は、川崎市中原区上小田中4の1の1の敷地約12万600平方メートル。

 4つの「まち」をテーマとして、「環境」や「テクノロジー」「スポーツ・健康」「創業の精神」を位置づける。同社が持続的に成長するための取り組みや、イノベーションを創発するよう、地域に開かれたまちづくりを推進する。最先端のテクノロジーの実証実験や、環境への取り組み、スポーツ・健康の体験価値の提供など、エリアを段階的に拡充する。