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住まい・暮らし・文化
庶事 万感 ◇19 未来を語る不動産業へ(上) 子や孫のローン返済が終わるとき
かつて日本には世界一の経済大国・技術立国になるという夢があった。しかし、今はそれらの野望も消え、社会保障費増大、超高齢化、〝異次元〟という名の出口なき金融緩和など、未来を語れない閉塞状況が続く。そうした中、国民生活に密着した住宅・不動産業界はどうか。海外進出も不動産テックによる業務の効率化も裏を返せば縮小する国内需要に対応するための〝守りの姿勢〟か。HEMSなど、便利な機能満載の「スマート住宅」も、かつて一世を風靡した〝マイホーム・ブーム〟ほどのときめきはない。今こそ、日本の未来を語る〝新たな不動産業〟が求められている。