営業・データ

決算 国内住設は増収増益 TOTO 20年3月期

 TOTOは4月30日、20年3月期の決算を開示した。連結では増収減益。新型コロナウイルス感染症の拡大は売上高で93億円、営業利益で49億円のマイナス要因になった。

 一方、国内の住設事業は新築、リモデル(リフォーム)共に増収増益を達成した。新型コロナ、消費増税の反動減の影響はあったが、上期は消費増税に対する駆け込み需要、下期は価格改定の効果が業績に貢献した。温水洗浄便座「ウォシュレット」は減収となったが、国内住設の売上高は4360億円(前年同期比2.6%増)、営業利益は253億円(同3.7%増)を計上している。

 同社は新型コロナの影響を合理的に算定することが困難であると判断し、21年3月期の業績予想は未定。予想の開示が可能となった際に速やかに公表する方針。

TOTO

決 算 20年3月期

売上高 5,964億円 (1.8%)

営業利益 367億円 (△8.5%)

経常利益 361億円 (△16.3%)

当期利益 235億円 (△27.2%)

予 想 21年3月期

売上高 ― (―)

営業利益 ― (―)

経常利益 ― (―)

当期利益 ― (―)