大和ハウス工業は6月28日、20~30代女性を入居者ターゲットとした賃貸住宅を発売する。ホームセキュリティシステムを標準搭載するなど防犯面に配慮。ニーズが高いと思われる美容に関する空間や収納力を高めるアイテムを提案する。
同社が女性向けの賃貸住宅を発売するのは、今回が初めて。女性の単身世帯が増加傾向にあり、またファミリー世帯でも住まいの決定権は女性が持つことが多いため、入居率アップにつながる商品として、地主に提案していく。
タイプは、2階建ての「セジュールウィット‐SW」と、3階建ての「セジュールオッツ‐SW」の2つ。いずれも自由設計で、価格(3・3平方メートル当たり)は2階建てが35・7万円台から、3階建てが39・7万円台から。1戸当たりの床面面積は、30平方メートル以上を想定する。2タイプ合計で今年度1万戸を販売する計画。
同社は10年8月、防犯性に配慮した賃貸住宅「セジュールウィット‐S」(2階建て)と、「セジュールオッツ‐S」を発売し、当初予想の1・5倍に当たる1万6300戸を販売した。今回はそれらをベースに、女性向けの提案を盛り込んだ。
月額家賃は周辺相場並みだが、ホームセキュリティシステムを標準搭載するため管理費は1500~2000円ほど高くなる見込み。
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