2級建築士試験と木造建築士試験の試験内容が見直される。47都道府県と都道府県指定の試験機関である建築技術教育普及センターが12月1日、発表した。2008年11月に施行した改正建築士法を踏まえて行うもの。2012年試験から実施する。
学科試験では、2級建築士試験、木造建築士試験とも建築物の設計や工事監理に関する技術の進歩や環境問題、法令改正などを踏まえ見直す。科目構成や出題数、試験時間、5肢択一方式は従来通り。
一方、設計製図試験では、2級建築士試験について、計画の要点の記述を求める出題などを行う。木造建築士試験は、軸組図や2階小屋伏図の作図を求める出題などを行う。両試験とも内容の見直しにより、試験時間を延長。従来の4時間30分から5時間にする。
なお、具体的な試験の実施内容については、2012年3月上旬に都道府県が公告する予定。