ジョーンズラングラサールが、世界の不動産市場の透明度を数値化した「グローバル不動産透明度インデックス」によると、世界で最も透明度が高かったのはアメリカだった。そのほか、イギリス、オーストラリア、オランダ、ニュージーランド、カナダ、フランス、フィンランド、スウェーデン、スイスが「透明度高」に位置づけられた。日本は前回調査よりもワンランクアップしたものの、25位と低い結果となった。
同社の赤城威志リサーチ事業部長は、「日本は、各種団体によるインデックス整備の動きが着実に市場透明度の向上につながりつつある。『投資パフォーマンス』の項目では10位にランクされている。今後の市場回復も後押しとなり、徐々にではあるが透明度の更なる改善が期待される」としている。
グローバル不動産透明度インデックスは、2年ごとに同社が実施しているもの。今回は、世界97の不動産市場の透明度を、83の要素に着目して数値化した。