ナイス(神奈川県横浜市)が宮城県仙台市太白区で建築した戸建て住宅が、建築環境・省エネルギー機構(IBEC)が認定する、建設から廃棄までのCO2排出量を0%以下にするLCCM住宅の最高ランク(☆☆☆☆☆)を東北で初めて、取得した。
同認定は、注文住宅で取得したもの。国が定めた長期優良住宅基準を上回る性能を持ち、かつ低価格商品として、同社が東日本大震災被災者向けに11年に開発した、フェニーチェホームをベースに10キロワットの太陽光発電やLED照明、高効率エアコンなどを付加させることで、認定基準をクリアした。
認定を取得した住宅は、最大天井高2430ミリメートルの小屋裏(ロフト)を確保した平屋建て、建築面積は115平方メートル。
なお、LCCM住宅は、生涯のCO2排出量を0%以下にすると最高ランク認定、50%以下にすると次点認定(☆☆☆☆)が受けられる2段階の仕組み。IBECによると、最高ランクは2月7日までに、全国で5棟が認定を受けている。