三菱地所は、大手町連鎖型都市再生プロジェクト第3次事業に着手する。公庫ビルや日本政策投資銀行本社ビルの跡地に、新たに事務所棟と宿泊施設棟の2棟(延べ床面積20万5000平方メートル)を建設する。(1)国際競争力の強化に資するビジネス支援施設の整備(2)高度防災都市づくりへの取り組み(3)良好な都市基盤・都市環境の構築をテーマに掲げる。三菱地所は、常磐橋街区内に保有するビル(大手町2丁目)の土地一部の権利と、本事業敷地内の種地を入れ替え、地権者及び再開発事業の個人施行者として事業参画する。
敷地面積は約1万1200平方メートル。事務所棟は、地下4階地上31階建て。ワンフロア当たりの賃貸面積は約1270坪で、大手町エリア最大級になるという。また、宿泊施設棟は地下3階地上18階建て。星野リゾートが初の都市型施設として運営する。アジア他都市との差別化を図り、外国人来訪者を日本に誘引するため、敷地内で掘削する温泉を引き、おもてなし文化を象徴した「日本旅館」とする。
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