投資

ファーストリテイリングと共同物流事業で大和ハウスが私募リート

 大和ハウス工業はファーストリテイリング(山口県山口市、柳井正社長)と共に、東京都江東区有明1丁目にファーストリテイリング専用の物流倉庫を建設する。両社共同出資による物流事業会社も設立し、顧客の多様なニーズに対応できる、多機能な物流拠点を中心とした新たな物流スキームの構築をサポートする。
 開発にあたっては、大和ハウス初の私募リートを組成して、物流拠点の用地取得、開発のための資金調達を行い、ファーストリテイリングの物流スキームの構築をサポートする。更に、共同出資で設立する物流事業会社が、ファーストリテイリングの物流業務も担う。
 大和ハウスでは、同社オリジナルの免震システムや非常用電源などのBCP対応に加え、壁面緑化や周辺緑地整備などの環境配慮を施した最先端の物流施設を計画。地上6階建て、延べ床面積11万2402平方メートルの規模で2016年1月完成予定。
 大和ハウスは、1990年からファーストリテイリングの店舗開発に取り組んでおり、これまでに550店舗の開発をサポートしてきた。