帝国データバンクの調べによると、2月の企業倒産件数は627件で前年同月比18.0%減となり、19カ月連続で前年同月を下回った。5カ月連続二桁の大幅減少で、05年5月(614件)以来の低水準となった。ただ、負債総額は1652億8300万円で、前年同月から41.8%の大幅増を記録。2カ月ぶりの前年同月比増となった。
業種別に見ると、7業種すべてが前年同月比二桁の減少となり、中でも建設業は118件(同20.3%減)で29カ月連続の前年同月比減となった。公共工事に支えられ、土木工事(16件、同27.3%減)を中心に減少している。不動産業は15件で同37.5%減だった。