アットホームの調査によると、5月の首都圏における居住用賃貸物件成約数は1万6356件で、前年比1.1%増となり、5カ月ぶりにプラスとなった。成約の過半数を占める中古マンションが5カ月ぶりに増加に転じたことが大きく影響した。
エリア別に見ると、東京23区は城南エリアの好調が目立ち、7436件で前年比1.6%増。東京都下は1246件で同9.7%減。神奈川県は4437件で同9.4%増と8カ月ぶりに増加。横浜・川崎エリアの成約が増加したことが影響。埼玉県は1468件で同11.2%減と3カ月連続で二桁減となり、同14カ月連続の減少となった。千葉県は1769件で同0.2%増だった。
新築物件の成約数は、シングル向けがけん引し、マンション、アパートともに同20%を超える増加となった。
成約物件の戸当りの賃料指数は、マンションは新築が100.4で前月比4カ月ぶりに下落。中古は87.8で同2カ月連続の下落。アパートは新築(97.6)が同再び下落。中古(97.8)は同3カ月ぶりに下落となった。