アットホームの調査によると、11月の首都圏における新築戸建て住宅の平均成約価格は3598万円(前月比2.4%上昇)で、下落した前月から再び上昇した。前年比は3.4%上昇し、5カ月連続の上昇。
エリア別に見ると、東京23区の平均価格は5281万円(前月比2.7%上昇)。東京都下は3836万円(同1.1%上昇)、神奈川県は3786万円(同1.3%上昇)、埼玉県は3088万円(同3.7%上昇)、千葉県は2814万円(同0.7%下落)だった。最も成約の多い神奈川県で、価格レベルの高い横浜市の占める割合および価格上昇などにより、平均価格が2カ月連続過去最高を更新。また、東京23区でもリーズナブルな物件の多い城東エリアの割合低下などにより過去最高となるなど、千葉県を除く4エリアで上昇し、首都圏平均も過去最高となった。
09年1月を100とした価格指数を見ると、首都圏の価格指数は前月比2.4ポイント上昇の101.6。エリア別では、3カ月連続全エリアで100(09年1月の数値を100としている)を超えている。東京23区が最も高い値となっており、114.2(同3.0ポイント上昇)だった。