投資業のマーキュリアインベストメント(東京都千代田区)は、2021年7月1日をめどに、持株会社体制に移行する。不動産投資戦略などの多様な投資戦略に基づく新規ファンドの組成や運用に際し、事業拡大による更なる成長機会を追求するため、迅速かつ柔軟な経営判断ができる体制に移行する。同日に同社は上場を廃止するとともに、持株会社となる「マーキャリアホールディングス」は東京証券取引所第一部市場へ株式を上場する。
同社では現在、不動産・物流分野のテクノロジーによる成長の支援を目的として伊藤忠商事と共に組成した「マーキュリア・ビズテック投資事業有限責任組合」や、再生可能エネルギー発電設備などに投資するために伊藤忠エネクスや三井住友信託銀行などの事業パートナーと共同で組成した「エネクス・インフラ投資法人」、中国・北京のオフィスビルなどに投資する投資法人などのファンド運用を行っている。