安田不動産はこのほど、アンカー・ジャパン株式会社(東京都千代田区、猿渡歩代表取締役CEO)と連携し、新規入居テナントへポータブル電源の提供で合意した。今回の取り組みを通じて、災害時におけるオフィスでの電源確保や、業務用のノートPC・スマートフォンなどの機器への充電環境のスマート化を支援する。両社は、今回の取り組みをきっかけとして連携を強化。今後もAnkerグループの製品力とブランド、Eコマースでのノウハウを基に、法人顧客向けにもアフターサポートを充実させる。
今回の取り組みは、4月1日以降に社が所有・運営するオフィスビルに新たに入居するテナント企業へ、ポータブル電源「Anker 555 Portable Power Station (PowerHouse 1024Wh)」を提供。災害時等の活用による防災力の向上につなげる。ポータブル電源による災害時における電源確保に加え、業務用のノートPC・スマートフォンなどへの充電環境のスマート化をサポート。テナント企業は入居時から手軽にBCP(事業継続計画)対策を行える。提供する製品は一般的なポータブル電源の約6倍長寿命で安全性が高いリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、電源に接続しながらノートPCやスマートフォン等を充電したままでも、製品本体のバッテリーの劣化を防ぐことができる。
近年、大規模な自然災害が相次いだことを背景に、テナント企業の災害対応意識は年々高まっている。オフィスビルにおいてもBCPがますます重視される傾向にある。これまでも同社本社の災害対策を目的として、主にAnkerグループ製品の提供により連携を図ってきたが、アンカー・ジャパンでは新たに法人顧客向けのサービス展開を拡大していく中、製品提供に留まらない連携を実現した。