横浜市は19年の台風19号による浸水被害を契機に、23年2月より防災対策を実施しているマンションを「よこはま防災力向上マンション」として認定している。更に今年7月にはマンションの浸水対策を支援するための「浸水対策の手引き」を作成。同市ホームページ上での公開や建築局住宅政策課での配布を開始した。
同手引きでは、浸水対策を検討する際の手順や手法をわかりやすくまとめている。浸水対策の前提となる想定浸水深の調べ方をはじめ「水をせきとめる」ための具体的な放送などを解説している。同市では同手引きの作成にあわせ「マンション防災アドバイザー派遣」の中に、新たに浸水対策の経験が豊富な団体を登録した。