大和ハウスグループの大和物流は6月1日、大阪府門真市に開発していた物流施設「大阪北物流センター」の稼働を開始した。物流需要が特に高い大阪中心部での基盤強化を図っており、今回で大阪府下8拠点目の開設となる。
第二京阪道路第二京阪門真ICから約2.5キロ、寝屋川南ICから約2.7キロ、近畿自動車道大東鶴見ICから約2.6 キロ、門真ICから約3.0キロに位置する敷地1万4742. 20平方メートルに、延べ3万80.75平方メートルの5階建てを建設。近畿自動車道、第二京阪道路、大阪外環状線(国道170号線)などの主要道路へのアクセスに優れ、大阪府中心部や関西エリア全域への交通の便がよく、大型トラック30台の同時接車を可能とした。
メーカーや流通、小売事業者向けに第三者が包括的に受託する3PL拠点として運営する。一部をスポーツショップ大手・アルペングループの関西エリアにおける、商品の仕分けや配送荷物の積み替え作業を行うTC拠点として運営。同グループが関西2府4県(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県)に擁する約60店舗に向けた商品仕分けと輸配送の物流機能を担うと共に、店舗配送では、荷主企業とアルペングループとの共同配送によって、配送ルートごとの価格固定化ではなく物量によって輸送コストの変動費化を図るなど、新規取引先を含め荷主各社と連携した物流の共同化・効率化に向けた取り組みを推進。効率性や安定性の向上、環境負荷低減を図るため共同配送の基盤を構築を図る。