学生時代に株式投資を始めた筆者は、金融証券市場以上に「市場の歪み」が大きいのが賃貸不動産市場であることに気付く。当時は不動産投資ブームで銀行も融資に積極的で、キャッシュフロー重視が叫ばれていたが、そこにリーマンショックが襲う。それにも動じない不動産投資法とは何か。それは、キャッシュフロー偏重ではなく純資産を重視した投資だ。
大学院修了後、1人で資本金1000万円の不動産投資会社を起業。区分所有マンションから一棟アパートまでを取得し、4年間で純資産6億円(資産16億円、負債10億円)へと成長させた。純資産を重視した投資とは、どういう物件を選択するかであり、ここに純資産を「借りて増やす」ポイントがありそうだ。
四六判、240ページ。本体定価1500円。ソフトバンククリエイティブ刊。