売買仲介

増収増益で過去最高 ハウスドゥ 第2四半期

 ハウスドゥ(安藤正弘社長CEO)の21年6月期第2四半期決算は、売上高187.3億円(前年同期比29.1%増)、営業利益12.4億円(同135.3%増)、経常利益11.8億円(同157.6%増)となり、売上高、利益共に過去最高を更新した。成長強化事業の伸長に加え、不動産売買事業の好調と販管費コントロールの後押しが要因。

 セグメント別では、コロナ禍による受注減が影響したリフォーム事業を除き、各事業が前年同期比を上回った。フランチャイズ(FC)事業は売上高16.3億円(同12.0%増)、営業利益10.8億円(同27.9%増)。ハウス・リースバック事業は売上高59.8億円(同0.8%増)、営業利益7.4億円(同10.4%増)。不動産売買事業は売上高70.3億円(同114.3%増)、営業利益5.2億円(同226.4%増)。2月16日の決算説明会で安藤社長は、「コロナ禍においても人材育成と市場調査を担う不動産流通事業は堅調。来店者、問い合わせの多さから仕入れを強化した成果が出ている」と説明。FC事業ではオンライン開催によって参加企業が大幅に増加するなど、生産性が向上しているという。

 安藤社長は今後の成長ポイントとして、(1)リバースモーゲージ保証事業における金融機関との提携拡大、(2)不動産売買事業の強化、(3)タイにおける中古不動産事業の強化、(4)デジタル分野や人材への投資を掲げた。良質な不動産案件のネットワークを持つ地場事業者との連携や、年間200人規模の採用を進めると共に、アジア展開の足掛かりとしてタイでの取り組みを強化。ハウス・リースバック事業では現状の仕入れ契約件数月平均70件から月平均100件体制を目指すとした。

ハウスドゥ

決 算 21年6月第2四半期

売上高 187.3億円 (29.1%)

営業利益 12.4億円 (135.3%)

経常利益 11.8億円 (157.6%)

当期利益 7.8億円 (173.2%)

予 想 21年6月 期(下限を表示)

売上高 339.7億円 (3.3%)

営業利益 27.1億円 (43.3%)

経常利益 25億円 (45.7%)

当期利益 16.5億円 (60.1%)