不動産価値分析AIクラウドサービス『Gate・』(ゲイト)シリーズを提供するリーウェイズ(東京都渋谷区)は、管理業務支援サービス『賃貸革命10』を提供する日本情報クリエイト(宮崎県都城市)と、「不動産営業マンが走り回らない営業手法」をテーマとして、業務をオンライン化する取り組みを考えるセミナーを4月16日に共催し、ウェブで配信した。
日本情報クリエイトの椎葉大偉氏は、コロナ禍でも「仲介件数が増えた企業は、インターネット集客を強化しているのが要因にあり、業績に明暗が分かれている。自社HPやウェブ広告を有効に活用している」と指摘。そのためには、「内容の量・質・鮮度が当然ながら重要になる。在宅勤務で検索の頻度が高まっており、他社と比較検討されやすい新着情報の更新やコンテンツの強化に加えて、オンラインの非対面にも対応するこ」と説明。その上で、更に着実な来店につなげていくには、「自社の強みを生かせるターゲットを絞る。相乗効果を狙って複数の媒体を活用する〝メディアミックス〟が有用となる。その際に、コンサルタントも選択肢に入れて効果を分析する。失敗事例を含めた効果の検証が成約への道筋になる」と解説した。
リーウェイズの杉山諒一氏は、不動産業界では、「スタッフの人柄や個性を武器に顧客の購入意欲を後押ししてきたが、非対面ニーズや、強引なセールスも問題視されており、今後は商談が厳しい状況になっていく」と説明。この1年で「商談から契約まで、業務のDX化が浸透した。テレビ会議システムなどでスタッフの人柄や安心感が伝わりづらい状況下では、属人性を排し、AIやビッグデータなどを活用した客観的なデータや資料に基づく提案が重要になる」と解説した。