決算

旭化成ホームズ 売上高1兆円に向けて

 25年度に売上高1兆円達成を目標に掲げる旭化成ホームズ。11月8日にオンラインで開催した決算説明会で、川畑文俊社長(写真)は「コロナによる〝失われた1年〟を、今年度には業績を戻し、成長にかじを切る。目標を降ろすつもりはない」と語った。北米、豪州の海外事業の売り上げが貢献し、21年度上期(4月~9月)の売上高は前年同期比19.6%増の3758億円で過去最高。受注高(戸建て系と集合系)の通期予想は同25.0%増の4083億円。これはコロナ以前の19年度の水準だ。

 今後の成長分野では海外事業に加え、賃貸住宅も有力視する。「賃貸住宅はまだ伸びしろがあり、3、4階建てを拡販できる。賃貸が伸びれば、(子会社の)旭化成不動産レジデンスの管理戸数も伸びる」と説明する。

 更に、マンション事業やリフォーム事業にも期待を寄せており、「当社がまだ伸びていない部分をしっかり伸ばせば、(目標達成の)困難な部分も乗り越えていける」と語った。

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