アーバネットコーポレーションが8月8日に公表した24年6月期連結決算は、主力の不動産事業が順調に推移し、売上高、営業利益共に過去最高となった。都市型賃貸マンション(主に投資用ワンルーム)は期初予定を上回る11棟・712戸を販売。加えて子会社化したケーナインが戸建て住宅・テラスハウス(23戸)を販売したことで、不動産事業の売上高は277億4700万円(前期比38.0%増)だった。ホテル事業も国内旅行需要回復やインバウンド急増により、売上高は前期比43.2%増の2億1800万円となった。
次期についても増収増益を見込む。都市型賃貸マンションや戸建て住宅の販売戸数は588戸を計画する。前期よりも戸数は減少するものの、ファミリー向けなどワンルーム以外も含まれ、1戸当たりの販売価格は増加する予定だ。
アーバネットC
決 算 24年6月
売上高 279億円 (38.0%)
営業利益 27億円 (12.2%)
経常利益 24億円 (13.4%)
当期利益 17億円 (17.5%)
予 想 25年6月
売上高 320億円 (14.4%)
営業利益 28億円 (2.7%)
経常利益 24億円 (1.0%)
当期利益 17億円 (1.7%)