森ビルは3月22日、これまで自社管理ビル向けに導入してきた「テナントエネルギーマネジメントサービス」を、4月から他社物件にも提供していくと発表した。全国のビルオーナー向け。
同サービスは、ビルの各テナントが時間やエリア別の電気使用量をインターネット上で確認できるようにしたもの。省エネや節電努力の結果を数値やグラフで把握できる。今回は、他の事務所との電気使用量を比較できる「省エネランキング機能」や、設定した目標値に応じてアラーム発信も行う「デマンド管理機能」を加えた。
サービス料金は、初期導入費+月額利用料金制で、中小ビル1棟当たり月額数万円~の予定。
同社では2011年5月から、自社で管理・運営するビル約80棟・約1300テナントを対象に、同システムを導入し、運営してきた。テナント企業から「効果的な節電対策が可能になった」という評価を得たため、導入対象を広げた。
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