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14年度企業倒産 不動産は前年度比で変わらず 帝国データ調べ

 帝国データバンクの調べによると、14年度の全国企業倒産件数は9044件で前年度比10.5%減となり、8年ぶりの1万件割れとなった。負債総額は1兆8870億3100万円で、同31.3%と大幅に減少。6年連続で前年度を下回り、2000年度以降で最小だった。
 業種別に見ると、不動産業を除く6業種で前年度を下回り、中でも建設業は同17.6%減、製造業は同16.4%減、卸売業は同12.5%減と前年度比2桁の大幅減少となった。不動産業は前年度と同じ303件だった。
 規模別では、負債5000万円未満の小規模倒産は4981件と前年度を10.4%下回ったものの、全体の過半数(55.1%)を占めた。負債100億円以上の大型倒産は13件で、2000年度以降で最少。上場企業倒産は、スカイマークの1件だった。