国土交通省は4月24日、20年度「サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)」(気候風土適応型プロジェクト2020)の第1回提案募集を開始した。地域の気候風土に応じた木造建築技術を活用し、伝統的な住文化を継承しつつ環境負荷の低減を図るモデル的な住宅に対して、国が建設工事費の一部を補助する支援事業。応募期限は6月5日で、8月に採択事業を公表する予定。ただし、新型コロナウイルス感染症の影響により、事業の採択時期は変動する可能性がある。
主な事業要件は、地域の気候風土に応じた木造建築技術を活用していることのほか、「環境負荷低減に寄与する複数の対策」「長期優良住宅または低炭素住宅と同程度の性能を持つこと」など。補助対象費用は住宅の建設工事費のうち、先導的技術を導入した場合としない場合の工事費の差額。原則として補助率は対象費用の2分の1、限度額は建設工事費全体の10%または戸当たり100万円のうち少ない額。
事業要件や募集要領、応募様式などの詳細は、同先導事業評価・審査室のホームページ(https://www.kkj.or.jp/kikouhuudo/)を参照のこと。
政策