NTT都市開発はこのほど、東京都港区の販売センター「ウエリスギャラリー」が、国際的な安全衛生基準を満たす施設に発行される「SAFEGUARDラベル」を取得した。国内のマンションギャラリーでは初めて。また今後、デルフィーノケア(東京都目黒区)が提供する抗菌コーティング「デルフィーノ」を首都圏の販売センターで実施するなど、ウィズコロナ時代に対応し、顧客が安心して来場できる取り組みを全国のマンションギャラリーに順次展開する方針。
同ラベルは、仏の試験・検査・認証機関ビューローベリタスが4月に新設した検証サービス(RESTART YOUR BUSINESSWITH BV)で、感染予防策、安全・衛生基準に対し、その運用を書類審査や現場検査等を経て発行される。基準はWHO(世界保健機関)、ILO(国際労働機関)などのガイドライン等を基にビューローベリタスが策定したもの。これまでに世界88カ国において、オフィス、ホテル、商業店舗など、用途毎の基準を満たす1994施設に発行されている(9月1日時点)。
また採用する抗菌コーティング「デルフィーノ」は、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせた抗菌・防臭剤で、杏林大学医学部の佐藤喜宣教授(法医学)の協力を得て開発されたもの。SIAA(抗菌製品技術協議会)による安全性試験をクリアしている。
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