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東急不、東急リゾーツ&ステイ 凸版印刷とワーケーション実証実験

 東急不動産と東急リゾーツ&ステイは3月1日から同月31日まで、リゾート地など旅行先で仕事をする「ワーケーション」導入の課題抽出と解決策の検討を行うことを目的として、社員を対象にした実証実験を実施する。また、ワーケーションの効果検証を行うプログラムを凸版印刷と協働で5月頃から開始する予定。
 実験ではワーケーション終了後にアンケート調査を実施し、勤務時間帯や同行者の有無を分けて、満足度を図る。データを基にワーケーションに適した勤務のルール、働き方のパターン、福利厚生のあり方などを検討する。匿名化したデータは、主に東急リゾーツ&ステイが運営する全国のホテルでワーケーションプランの拡充などに生かすほか、制度導入が進んでいない企業に向け、科学的検証に基づく解決策を提案する。
 同社グループは、都心では短期利用や曜日単位での利用が可能なオフィスサービス「QUICK(クイック)」を導入し、郊外・リゾート地ではワーケーション推進に向けてモデルケースの提供や推奨施設を紹介するホームページを立ち上げるなど、様々なワークプレイスの提供を進めている。今後も同社グループが所有する100カ所を超えるホテルなどを活用し新サービスを推進する方針。
 同社は現在、ワーケーション実証実験の協力パートナーを募集している。