大和証券グループ本社は、同社グループの顧客向け不動産投資商品の組成や提供機能を一層強化するため、新会社「大和証券リアルティ株式会社」を2021年4月1日に設立する。REIT以外の商品形態の不動産投資商品を積極的に提供していく。同・不動産投資商品対象の不動産を保有し、同グループの不動産アセット・マネジメント事業で運用するREIT向けのウェアハウジング(スポンサー会社が一定期間は直接取得し、時期を見てREITが取得する)も行う。
新会社は、本店を東京都中央区銀座6の2の1のDaiwa銀座ビル内に置く予定。資本金(資本準備金含む)は5億円。代表取締役社長は、4月1日付でグループ本社の常務執行役員(不動産アセットマネジメント担当)に就任予定で、現在は、大和リアル・エステート・アセット・マネジメント取締役会長と大和エナジー・インフラ取締役会長を兼務している、山内章氏が就く。
同グループは、2009年に大和リアル・エステート・アセット・マネジメントを子会社化し、不動産アセット・マネジメント事業に参入。オフィス特化型の上場REITのほか、住宅やヘルスケア、ホテル、物流施設を対象に上場REITや私募REITを運用し、2021年2月末現在で運用資産規模は1兆円を突破した。