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東急不動産 都市型物流施設 「LOGI'Q南砂町」着工

 東急不動産は、シリーズ展開している物流施設「LOGI'Q(ロジック)」ブランドの新施設として、マルチテナント型「LOGI'Q南砂町」(東京都江東区、S造、6階建、貸床面積1万4503.18平方メートル)を5月25日、着工した。同社独自開発としては初の都市型開発物件となる。同施設は世界的認証機関SGSグループの日本法人SGSジャパン認証の竣工前評価証明書を取得している。

 新施設は首都高速中央環状線の清新町ICから約2.8キロメートル、首都高速9号深川線・木場ICから約4.0キロメートルと都心部エリアのほか関東全域へ即日配送可能な位置。東京メトロ・南砂町駅から約1.4キロメートル、最寄りの都営バス・葛西橋バス停から徒歩1分で通勤も便利。

 庫内の保管効率を高めるため、倉庫内部の間仕切り壁全てに防火シャッターを採用する。上下搬送については、搬送スピードが速い荷物用エレベーターと垂直搬送機を設置予定。有効天井高5.5メートル、床荷重1.5トン/平方メートルと、近年必要とされる基本スペックを確保する。庫内照度を300ルクスにし、ピッキングや伝票確認など庫内作業の効率化を図る。

 非常用発電機を設置するなどBCP対策も行う。河川の氾濫などに備え、キュービクル、室外機など各種設備機器と防災センターは同社想定浸水ラインよりも上部に設置する。これにより災害時の影響を抑えてオペレーション機能回復までの時間短縮を図る。