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マンション向け空調・換気システム開発で東大院と共同研究 大京

 大京は10月28日、マンションを対象とした新しい空調・換気システムの開発へ向け、東京大学大学院工学系研究科との共同研究を開始したと発表した。
 同社によると、マンション室内の温度調整は空調機が主流である一方、換気は空調機の給気口から外気をそのまま取り込むため、室員の維持と省エネの両立が課題となっている。そこで同共同研究では、外気温に影響されず室温をほぼ一定に保ちながら適切な換気を行う、新たな空調・換気システムの開発へ向けて実証を進める。
 同研究を通じて両者は、新築マンションでの新たな空調システムの導入に加え、既存マンションのリフォームへの応用も目指していく。研究期間は24年3月までの予定。
(写真)断熱性能等の不足により、住戸内の温度環境が均一でない様子を表したサーモグラフィー画像