大和ハウスグループの大和物流は4月1日、大阪府門真市で物流施設「(仮称)⾨真北島物流センター」を着工した。竣工は24年5月末を予定。
第二京阪道路「第二京阪門真IC」から約2.5㌔、同「寝屋川南IC」から約2.7キロ、近畿自動車道「大東鶴見IC」から約2.6キロ、「門真IC」から約3.0キロに位置する敷地1万4742.20平方メートルに、延べ3万80.75平方メートルの5階建てを建設する。竣工後は、主にメーカーや流通、小売業者向けの3PL拠点として同社が運営を担う。
大阪外環状線(国道170号線)をはじめ幹線道路へのアクセスに優れており、広域輸送と市内配送の両立が可能な立地であると共に、周辺には住宅地が多く、大阪メトロ長堀鶴見緑地線門真南駅から約1.8キロ、京阪電気鉄道京阪本線大和田駅から約2.7キロなど、雇用確保の面においても良好な職住近接の環境を確保した。
北側と南側にカゴ台車やハンガーラックなど、荷役に適した高床式バーを採用することで、30台の大型トラックが同時に接車できる仕様とした。また、貨物用エレベーター4 基、垂直搬送機2基の計6基の昇降設備を設置することで、迅速な商品の搬出入作業を実現する。
働き方改革関連法によるトラックドライバーの労働時間の上限規制の適用に伴い物流需給のひっ迫が懸念される「2024年問題」が差し迫る中、同社は大阪市近郊での物流基盤の強化を推進。22年10月には、大阪府東大阪市に「東大阪物流センター」を開設した。