住宅リフォーム・紛争処理支援センターが実施する第40回「住まいのリフォームコンクール」の入賞作品30作品が決定した。同コンクールは、住宅リフォームの普及促進とリフォーム水準向上を目的に85年度より毎年実施。23年度は4~6月に作品募集を行い、住宅リフォーム部門に302件、コンバージョン部門に12件の応募があった。10月7日、「OKBぎふ清流アリーナ」(岐阜県岐阜市)で行われる住生活月間中央イベント合同記念式典で国土交通大臣賞の授与が行われ、同30日には入賞者への表彰式が行われる。
入賞作品30作のうち上位作品7作品は次のとおり。
国土交通大臣賞に選定されたのは「築63年木造賃貸アパートの再生teda」(京都府京都市)。設計をアッドスパイス、村上康史建築設計事務所、施工を椎口工務店が手掛けた。
住宅金融支援機構理事賞に選定されたのは「工期2年の給排水設備再生プロジェクトで配管の長寿化と光熱費を削減」(千葉県千葉市)。設計・施工は三機テクノサポート。
住宅リフォーム・紛争処理支援センター理事長賞に選定されたのは「土蔵と補う増築」(岐阜県高山市)。設計は澤秀俊設計環境、施工はいもと建築。
住宅リフォーム推進協議会会長賞に選定されたのは「剛な天井」(愛知県豊橋市)。設計はM2A、豊橋技術科学大学水谷研究室、施工はイトコー。
住宅瑕疵担保責任保険協会会長賞に選定されたのは「北山の家」~祖父の想いを繋ぐ古民家リノベーション(佐賀県佐賀市)。設計は松本設計、施工は江田建設。
ミニマルの美学賞(分野別特別賞)に選定されたのは「一枚天井でつながる、小さくて広いイエ。〈50㎡5人暮らし〉」(東京都豊島区)。設計はsasatt design office、施工は水雅。
築古リフォーム啓発モデル賞(分野別特別賞)に選定されたのは「にわのある家–外庭と内庭があり、明るく開放的ないえ–」(兵庫県神戸市)。設計は一級建築士事務所YWA、施工はPOS建築観察設計研究所。