アットホームは9月25日、全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向をまとめた。首都圏(1都3県)のほか大阪、名古屋、札幌、仙台、福岡の各市を調べたもので、直近8月の全体概況を見ると、マンションの平均募集家賃は東京23区、都下、埼玉県、大阪市、名古屋市、福岡市の6エリアが前月に続き全面積帯で前年同月を上回った。
マンションは、ファミリー向けが8カ月連続で全エリアとも前年同月を上回り、特に東京23区、埼玉県、大阪市、名古屋市、福岡市の5エリアで2015年1月以降の最高値を更新した。
アパートは、ファミリー向けが2カ月連続で全エリアが前年同月を上回った。カップル向けは都下、埼玉県、千葉県、仙台市、福岡市の5エリアで、ファミリー向けが東京23区、神奈川県、名古屋市の3エリアで15年1月以降の最高値を更新した。
家賃水準の高い東京23区を見ると、マンションはシングル向けが9万909円(前年同月比3.8%上昇)となり、カップル向けが14万1821円(同6.6%上昇)、ファミリー向けが21万6665円(同11.0%上昇)、大型ファミリーが36万7779円(同10.8%上昇)だった。
同様にアパートを見ると、シングル向けが6万5241円(前年同月比0.0%)となり、カップル向けが10万3777円(同2.3%上昇)、ファミリーが14万3549円(同7.1%上昇)だった。