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電気代のため「暖房を我慢」4分の3に ヒートショックが心配も同率 一条工務店調べ

 一条工務店は12月6日、全国の男女829人を対象にオンラインで実施した「冬の自宅内の寒さ・乾燥に関する意識調査2023」の結果を公表した。それによると、冬場の自宅での暖房使用で気になることや困ることで最も多かった回答は「電気代が高い」(76.6%)、次いで「部屋が乾燥する」(52.5%)だった。また、暖房としてのエアコン利用者の中では、「電気代が高い」は84.7%、「部屋が乾燥する」は57.3%に上った。

 また、電気代を考慮し暖房器具の使用を我慢することがあるかを聞いたところ、「よくある」(26.1%)と「たまにある」(48.5%)とが合わせて4分の3近くに上った。

 更に、冬場の自宅内で寒いと感じる場所で最も多く挙がったのは「脱衣所」(67.1%)で、次いで「浴室」(58.1%)、「玄関」(54.9%)、「洗面所」(52.1%)、「トイレ」(51.6%)と続いた。そこで、自宅内の寒暖差による自身や家族のヒートショックが心配か尋ねたところ、「とても心配」(27.3%)と「やや心配」(47.3%)で4分の3近くに上った。

 家の断熱性を高めるためにリフォームをしたいか聞いたところ、46.8%が断熱リフォームを希望しており、そのうち14.4%が「1年以内にリフォームを予定している」と回答した。断熱リフォームの希望者からのリフォームしたい箇所で最も多く挙がったのは「窓」(63.7%)、次いで「床」(53.9%)、「浴室」(51.3%)だった。また、1年以内の断熱リフォームを予定している箇所で最も多かったのも「窓」(55.4%)で、次いで「浴室」と「玄関」(共に42.9%)が続いた。

自宅の乾燥「気になる」9割、体調崩した経験は3分の1に

 自宅内の乾燥が気になるかを聞いたところ、「よくある」(53.1%)、「たまにある」(34.3%)と「気になる」回答が9割近くに上った。更に、いつ乾燥が気になるかで、最も多かったのは「暖房している時」(61.5%)、次いで「起床時」(61.2%)だった。
 また、自宅内での乾燥で気になること、困ることとして最も多く挙がったのは「のども痛み」(64.8%)、次いで「肌荒れ」(54.6%)だった。更に自宅内の乾燥が原因で体調を崩したことがあるか聞いたところ、「ある」が33.2%に上った。